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2021年8月16日(月)
マタイの福音書 8:11-13 11あなたがたに言いますが、たくさんの人が東からも西からも来て、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブといっしょに食卓に着きます。12しかし、御国の子らは外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりするのです。」13それから、イエスは百人隊長に言われた。「さあ行きなさい。あなたの信じたとおりになるように。」すると、ちょうどその時、そのしもべはいやされた。
【ポイント】 ①常にパリサイ人・律法学者の視点からイエス様を見る その4 11-12節のイエス様のことばも、すべての人に向ってと言うよりもユダヤ人、その中でも特に自らの「信仰」を誇っていた律学者やパリサイ人に向けられていたと思われます。そして、やり取りから聖書を読むすべての人に向けられているメッセージは「宗教熱心は必ずしも信仰とは関係ない」ということなのです。
恐らく、パリサイ人たちは「自分たちは、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫なので天の御国で彼らと共に食卓に着くことができる(最高の祝福の時を迎えることができる)」と考えていたのでしょう。しかし、イエス様は「天の父への純粋な愛」「天の父への心からの信頼」、つまり「本当の意味での信仰」がなければ、「外の暗やみに放り出される」と警告を与えているのです。
イエス様は、異邦人であり、聖書の神様を知らない異邦人の百人隊長に、そのような「信頼(信仰)」を見出されたのです。それは、神様の目から見た時に、ユダヤ人、異邦人の区別はなく、すべての人に対して愛の関係を許されているということなのです。これは、唯一イエス様が明らかにされた神様の御心であり、それを「福音」と呼んでいるのです。
ライフチャーチ 大谷 信道