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2023年8月25日(金)
【今日のみことば】 16あなたがたは聖なる口づけをもって互いのあいさつをかわしなさい。キリストの教会はみな、あなたがたによろしくと言っています。17兄弟たち。私はあなたがたに願います。あなたがたの学んだ教えにそむいて、分裂とつまずきを引き起こす人たちを警戒してください。彼らから遠ざかりなさい。18そういう人たちは、私たちの主キリストに仕えないで、自分の欲に仕えているのです。彼らは、なめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましているのです。19あなたがたの従順はすべての人に知られているので、私はあなたがたのことを喜んでいます。しかし、私は、あなたがたが善にはさとく、悪にはうとくあってほしい、と望んでいます。20平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。どうか、私たちの主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。
①教会形成のためのネットワークと協力 その3 今日の個所で、パウロは「サタンのやり口」を分かりやすく説明しています。「サタンのやり口」といっても、サタンがお化けのように出てきて、直接的に私たちに危害を加えるわけではありません。もしかしたら、そのようなケースがあるかもしれませんが、私の経験する限り、そのやり口は、アダムのエバの前に蛇として現れたサタンと同じです。蛇は人間にかみついたり、絞め殺して飲み込んだりすることはありませんでした。蛇はアダムとエバを誘惑し、神様のことばに不信感を持たせたのです。さらに、一体となっていたはずのアダムとエバは、罪を犯しただけでなく、罪の責任の押し付け合いをして、分裂状態に陥りました。人間を誘惑し、神様のみことばや約束に疑いを持たせ、罪を犯させたり、分裂を引き起こさせるのがサタンのやり口なのです。
サタンの攻撃で一番大変なのは、それがサタンの攻撃かどうか分かりにくいという点です。アダムとエバのように、サタンが蛇の姿で現れれば、それがサタンであると気が付くことができるでしょう。しかし、サタンは姿を現さず、人の欲望につけこんできます。自分の手を汚さず、誘惑した人間に神様の嫌がることをさせるのです。しかも、サタンは極めて賢いので、あたかも天使かと思えるような形で、正論、正義を語りながら人を誘惑するのです。教会の分裂でよくあるケースは、分裂した双方とも聖書的で、筋の通った正しい主張を持っているということです。パウロは2コリント11章13-15節で次のように教えています。「13こういう者たちは、にせ使徒であり、人を欺く働き人であって、キリストの使徒に変装しているのです。14しかし、驚くには及びません。サタンさえ光の御使いに変装するのです。15ですから、サタンの手下どもが義のしもべに変装したとしても、格別なことはありません。彼らの最後はそのしわざにふさわしいものとなります。」純朴な人ほど、キリストの使徒のような見える人、光の御使いのように見える存在に騙されてしまうのです。
しかし、サタンの働きを見破ることは決して難しくありません。どのように正しく聞こえるような教えを語る者がいたとしても、その人は愛し合うこと、赦し合うこと、受け入れ合うことに熱心であり、キリストのからだである教会に集う人たちが愛の調和の中で礼拝をする方向に教会が進んでいれば、心配することはないのです。サタンのゴールは「分裂とつまずき」だからです。先日学んだ通り、私たちクリスチャンが集まること、交わることを止めれば、キリスト教(キリストを信じる者の群れ)は自然消滅するからです。
ですから、私たちはその策略を知り、対抗すればよいだけなのです。つまり、主の御名によって(イエス様がそうしてくださったから)互いに愛し合うこと、赦し合うこと、受け入れ合うことに熱心であればよいのです。
ライフチャーチ 大谷 信道