デイリーディボーション 8月26日(木)

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デイリーディボーション 8月26日(木)

2021年8月26日(木)
マタイの福音書 8:30-32 30ところで、そこからずっと離れた所に、たくさんの豚の群れが飼ってあった。31それで、悪霊どもはイエスに願ってこう言った。「もし私たちを追い出そうとされるのでしたら、どうか豚の群れの中にやってください。」32イエスは彼らに「行け」と言われた。すると、彼らは出て行って豚に入った。すると、見よ、その群れ全体がどっとがけから湖へ駆け降りて行って、水におぼれて死んだ。
【ポイント】 ①弟子を育てられるイエス様 今日の個所は、現代的な感覚から読むと、大変なことですね。ユダヤ人にとっては「豚」は律法で食べることを禁じられている汚らわしい動物でした(参レビ記11:7)。豚を飼っているということは、飼い主は異邦人であることも明らかです。ですから、当時は弟子たちも、この話を聞いたユダヤ人も、豚の所有者に同情することはなかったのだと思います。しかし、現代人の私たちからすると、養豚をされていた人がかわいそうだと思ってしまいます。ただ、現代の法律に基づいたとしても、悪霊の存在を認めたり、実証しない限り、イエス様、または悪霊を有罪にしたり、賠償請求できることはありませんね(哀れな養豚業者)。
とはいえ、豚に入りたいと願ったのは悪霊であり、悪霊に取りつかれていた人たちは、癒され、普通の生活に戻ることができたわけですし、イエス様が何者であるのかを知ることができたわけです。そもそも、何人もの人の癒し(場合によっては救い)は、豚の価値と比較することはできませんね。
さて、今日の個所の真のポイントは、イエス様が、弟子たちの「イエス様が何者なのか?」「イエス様は本当に神の子なのか?」という質問に、行いを持って答えられたことです。この質問は、弟子たちだけでなく、福音を聞くすべての人々、福音を信じクリスチャンになったすべての人々にとって最も重要な質問です。繰り返しお話していますが、「イエス様が何者であるのか」と言うことよりも「イエスが自分に何をしてくれるのか」という点に興味を持っている人(クリスチャンを含め)が多いのです。
私たちは、小さな子どもたちに、「お菓子(おもちゃ)をあげるからついておいで」と言うような人について行っては絶対にいけないことを教えます。信仰についても全く同じことが言えるのですが、信仰の場合には甘いことばに騙されて、ついて行ってはいけない人(宗教・教え)について行ってしまう人が後を絶たないのです。誰か(何か)を信仰するとは、自分の人生、死後を委ねることです。ですから、何事も簡単に信じてはならないのです。反対に、自分の理性、知性、完成などをフル活用し、証拠を求め、十分な確信が得られたのであれば、無駄に時間をかけずに信仰決心をすればよいのです。
イエス様は、弟子たちにたくさんの証拠を与えられました。その証拠は私たちにも与えられているものです。私たちは直接の目撃者ではないので、弟子たちよりも信仰決心に時間がかかるかもしれません。しかし、イエス様のみことば、みわざを一つひとつ心に留め、イエス様が神の御子である証拠、あなたに対する愛の証拠を確認することができたら、イエス様を愛し、イエス様に従う決心をすればよいのです。
ライフチャーチ 大谷 信道


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