誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。
2021年1月18日(月)
ペテロの手紙第一 5:1-3 1そこで、私は、あなたがたのうちの長老たちに、同じく長老のひとり、キリストの苦難の証人、また、やがて現われる栄光にあずかる者として、お勧めします。2あなたがたのうちにいる、神の羊の群れを、牧しなさい。強制されてするのではなく、神に従って、自分から進んでそれをなし、卑しい利得を求める心からではなく、心を込めてそれをしなさい。3あなたがたは、その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。
【ポイント】 ①背景にある問題(問題の本質)を想像する 昨日の礼拝の中でお話ししましたが、手紙を書いているペテロの祈り(願い)は、それぞれの教会が健全に成長していくことであることを忘れてはなりません。教会が成長した姿は、聖書の中で多く用いられ、ペテロもこの個所で使っている「羊の群れ」の比喩から簡単に理解することができます。羊の所有者、羊を飼っている人の願いは、1)それぞれの羊が健康に育つこと、2)羊の数が増やされ群れが大きくなることでしょう。大牧者であるイエス様の願いは、1)一人ひとりの信徒がイエス様に似たものとして霊的に成熟すること、2)その結果として、クリスチャンが家族や友人に証しを立て、イエス様を信じる者が増やされていくことだと言うことができます。
群れの形成において、牧師の責任が大きいことは言うまでもありません。ペテロの教えを逆に考えると、牧師の中には、自分から進んで牧会をしていない者、利得を求めて牧師をしている者、権威主義的に(威張って)信徒を支配しているような者がいたということが分かります。このような問題がなければ、ペテロが今日のようなメッセージを発する必要がなかったからです。ですから、牧師たちが、まずイエス様に似た者へと成長し、「群れの模範」となることを大切にすることが群れの成長のために不可欠であるということなのです。
ただ、資質において理想的な牧師が増えれば、自動的に教会が健全に成長できるのかと言えば、必ずしもそうではないことをも知らなくてはなりません。そのポイントについては明日学ぶこととしましょう。
ライフチャーチ 大谷信道