デイリーディボーション 12月11日(水)

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デイリーディボーション 12月11日(水)

2019年12月11日(水)
コロサイ人への手紙  3:20-21 20子どもたちよ。すべてのことについて、両親に従いなさい。それは主に喜ばれることだからです。21 父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。
【ポイント】 ①親子関係は主従関係ではない 「両親に従いなさい」は、昨日の「夫に従いなさい」と同様に大変強い響きがありますね。この表現から「主従関係」「上下関係」を連想する人が少なくないと思います。しかし、新約聖書全体を見ても、21節の「父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。」というパウロのことばをみても、彼が妻や子どもに「夫優位」「父親優位」という、封建的な序列を押し付けているのではないことが明らかです。
まず、大切なことは、両親が子どもの模範となるような信仰生活を送っているのかということです。イエス様はマタイ5章44節で「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」と教えられていますし、十戒にも「あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。」(出エジプト20:12)と記されています。ですから、究極的には両親がどのような人間であれ、神様は私たちの両親を愛することを求められていることが分かります。しかし、前後を合わせて読めば、パウロが夫と妻が主にあって愛し合い、仕え合っているクリスチャンホームを想像しながら教えていることは明らかなのです。ゆえに、この命令は単に子どもに与えられているだけでなく、両親に対して、子どもが自発的に仕えたくなるような親となることを求めていることにもなるのです。親である自分が主の命令に忠実に生きていないのに、子どもには両親に従うことを求めることはおかしなことなのです。
パウロが求めている家族の姿は、一人ひとりが主の愛を受け、感謝の応答として、互いに愛し合い、受け入れ合い、仕え合う家族なのです。私たちすべてのクリスチャンは、主の愛が支配している家庭、教会を建て上げる命令を受けているのです。パウロは、子どもにさえも、主にある家族の建て上げの責任があることを明確にしているのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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