デイリーディボーション 12月9日(月)

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デイリーディボーション 12月9日(月)

2019年12月9日(月)
コロサイ人への手紙  3:18-19 18妻たちよ。主にある者にふさわしく、夫に従いなさい。19夫たちよ。妻を愛しなさい。つらく当たってはいけません。
【ポイント】 ①福音宣教と夫婦関係 福音宣教と夫婦関係は極めて密接な関係にあります。クリスチャンの夫婦に子どもが与えられている場合、その子どもたちが自然に自覚的(自発的)な信仰を持つと思ったら大間違いです。家族で教会に通っていたら、教会で聖書を学んでいれば、子どもたちもいつか信仰に導かれると考えてはなりません。子どもに対する伝道の主体、その責任を担っているのは父親と母親であることを決して忘れてはなりません。非常に残念なことですが、特に日本においては、親が主体となって子どもを信仰に導くという働きがうまく行っていないケースが多いのです。
それでは、家庭で子どもたち熱心に聖書を教えれば良いのかというと必ずしもそうではありません。逆のケースとして、家庭での聖書の学びや家庭礼拝が厳しすぎて、子どもたちにとっては苦痛になっている場合もあります。特に、牧師家庭においてはこのようなケースを良く見聞きします。ですから、子どもを上手に導くためには、後の21節にあるように「父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。」という神様の知恵が必要なのです。
子どもに対する伝道の最善の方法は、夫婦がキリストにあって愛し合っている姿を見せることです。今日のパウロの命令の真意はそこにあるのです。妻がイエス様に仕えるように夫に仕え、夫がイエス様を愛するように妻を愛する姿は、子どもたちにとって理屈抜きの伝道になるのです。反対に、子どもからすれば、親は自分に熱心に聖書の教えを押し付けてくるけれども、父親と母親は「互いに愛し合いなさい」というイエス様の命令を守っていないと感じれば、その教えは嘘であり、親の信仰は見かけだけのものであり、親や偽善者であると感じることさえあるでしょう。
一方、たとえ、自分の親は理想的な夫婦関係ではないと思えても、両親が常に良い関係を築こうと努力している姿を見れば、子どもたちは聖書は真実なものであることを敏感に感じ取ることができるでしょう。夫婦がキリストの命令に従順い従う姿は、子どもに対する極めて効果的な証しになるのです。今日のパウロの教えは、単なる倫理、道徳ではないのです。夫婦が主にあって愛し合い、仕え合うことは、福音宣教の具体的な方法なのです。もし、私たちが本当にキリストを愛し、子どもを愛しているのであれば、良い夫婦関係を構築するための努力について、決して怠惰であってはならないのです。この点についても、私たちはイエス様の前で説明することが求められるからです。
「しかし、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。」(マタイ18:6)
ライフチャーチ 大谷信道


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