デイリーディボーション 5月15日(火)

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デイリーディボーション 5月15日(火)

2018年5月15日(火)

【通読】
ローマ人への手紙 15:8-12
8私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは父祖たちに与えられた約束を保証するためであり、9また異邦人も、あわれみのゆえに、神をあがめるようになるためです。こう書かれているとおりです。「それゆえ、私は異邦人の中で、あなたをほめたたえ、あなたの御名をほめ歌おう。」10また、こうも言われています。「異邦人よ。主の民とともに喜べ。」11さらにまた、「すべての異邦人よ。主をほめよ。もろもろの国民よ。主をたたえよ。」12さらにまた、イザヤがこう言っています。「エッサイの根が起こる。異邦人を治めるために立ち上がる方である。異邦人はこの方に望みをかける。」

【ポイント】
①キリストはユダヤ人と異邦人の主
パウロは8節でキリストが割礼のある者、つまり、ユダヤ人の救い主であること、そして9節でユダヤ人以外のすべての人間の救い主でもあること説明しています。自分たちこそが選ばれた民というプライドを持っていたユダヤ人にとっては、神様が異邦人も愛されているという事実は受け入れがたい事実でした。ですから、パウロは9節の後半から12節で、異邦人の救いは神様の最初からの計画であり、旧約聖書にも明記されていることを説明しているのです。

これまで何度も何度も学んできましたが、パウロがキリストがユダヤ人とそれ以外のすべての人々の救い主であり、主であるという事実を強調しているのは、教会の中にあってユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャンが互いに理解し合い、受け入れ合い、赦し合い、弱い部分を補い合い、主の愛にある一致を求め続けることが「神様のみこころ」であることをローマの教会のメンバー全員に教えたいからなのです。

パウロは、自分が開拓や教会形成に関わった教会において、主の愛による一致が実現していくことに大きな喜びを覚え、反対に、争い、対立、分裂などがあれば心に大きな痛みを覚えていたのです。パウロを異邦人伝道者と呼ぶ人がいますが、その肩書きはパウロの働きのごく一部しか表していないのです。パウロは、異邦人の地で「キリストのからだとしての教会を建て上げること」に人生を捧げた人なのです。

私は、いかなるバイブルスタディー(聖書研究)も、弟子訓練も、伝道集会も、賛美集会も、その他のキリスト教系のイベントも、その参加者が自分の教会にしっかりとつながり、キリストのからだの建て上げに関わっていくための知識、励ましを提供することを目的としていないのであれば、それは「教会の徳を高めること(教会の建て上げ)」ではなく、「自分の徳を高めること」に喜びを覚える人の集まりになってしまいます。そのような歩みは、パウロ自身の歩み、パウロが教えている歩みとは全く別物であることに気がつく必要があります。(1コリント14章)

パウロの教えに聞き、本当の意味でその歩みに倣うとなりましょう。私たちもパウロが熱心に取り組んだことに、熱心に取り組もうではありませんか。

ライフチャーチ
大谷信道


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