デイリーディボーション 7月29日（月）

デイリーディボーション 7月29日（月）

2019年7月29日（月）
マルコの福音書 13:14-20 14『荒らす憎むべきもの』が、自分の立ってはならない所に立っているのを見たならば（読者はよく読み取るように。）ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。15屋上にいる者は降りてはいけません。家から何かを取り出そうとして中に入ってはいけません。16畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。17だがその日、哀れなのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。18ただ、このことが冬に起こらないように祈りなさい。19その日は、神が天地を創造された初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような苦難の日だからです。20そして、もし主がその日数を少なくしてくださらないなら、ひとりとして救われる者はないでしょう。しかし、主は、ご自分で選んだ選びの民のために、その日数を少なくしてくださったのです。
【ポイント】 ①エルサレム陥落の予告 今日の箇所は、イエス様の再臨ではなく、紀元70年のローマ帝国によるエルサレムの破壊の予告であると思われます。14節の「（読者はよく読み取るように）」という表現はマタイの福音書24章15節にもあるのですが、福音書が書かれた当時の読者はこれ以上詳しく書かなくても、社会情勢を考えれば「荒らすべ憎むべきもの」が誰のことを指しているのかを推測できたことを意味しています。つまり、イエス様は、この予告を当時の人々のために語られたということであり、後の時代から見ると70年のエルサレム陥落の予告であったことが分かるのです。
ライフチャーチ 大谷信道