デイリーディボーション 7月31日(水)

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デイリーディボーション 7月31日(水)

2019年7月31日(水)
マルコの福音書 13:24-27 24だが、その日には、その苦難に続いて、太陽は暗くなり、月は光を放たず、25星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。26そのとき、人々は、人の子が偉大な力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。27そのとき、人の子は、御使いたちを送り、地の果てから天の果てまで、四方からその選びの民を集めます。
【ポイント】 ①「雲に乗って」って? 聖書を文字通りの理解することはとても大切なことです。しかし、それは書かれていることをそのままの形で理解するという意味ではありません。つまり、例えば、著者が「比喩」を用いている場合は、その箇所を「比喩」として理解することが、著者の本来の意図を正確にくみ取ることになるということです。
ですから、今日の箇所でイエス様は「偉大な力と栄光を帯びて雲に乗って来る」という表現を見る時に、「孫悟空の物語じゃあるまいし、人が雲を移動手段に使えるわけがないでしょ!聖書は所詮古代の物語程度に考えればよいのだ!」と考える人がいます。一方、「聖書の記述は一字一句事実が述べられているのだから、イエス様は本当に雲に乗ってくるのだ!」と固く信じている人もいることでしょう。
しかし、先に述べた通り、本当に著者の意図を理解するとは、著者が「比喩」で書いたものは、「比喩」として理解することが本当の意味で聖書を文字通り理解することになるのです。例えば、27節の「四方から」を字句通りに理解すると、例えば東西南北の4方向からだけ人々が来ることになり、北東、北西、南西、南東の方向からは誰も来ないことになります。しかし、実際には「4方」とは「あらゆる方向」の比喩的な表現なわけです。もし、「イエス様は絶対に雲に乗ってくるはず」と主張する人は、「人々も4方向からだけくるはず」と理解しないと、一貫性がなくなってしまうのです。
ですから、イエス様が「偉大な力と栄光を帯びて雲に乗って来る」とは、イエス様が私たちの想像や常識を越えた形で、つまり、誰でもが「これはイエス様の再臨だ」と理解できるような方法で来られるという意味なのです。
終末の予告は「比喩的」「黙示文学的」な表現が用いられることが多いです。しかし、比喩を字句通り理解してもおかしなことになりますし、比喩の意味を詳細に解き明かそうとしても、強引な解釈が入り込んでしまう可能性があります。イエス様の再臨でいえば、イエス様は必ず再び来られること、その時期の特定は不可能なので、常のその備えをしていることが大切なのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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