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2020年9月3日(木)
へブル人への手紙 11:7-10 7信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、世の罪を定め、信仰による義を相続する者となりました。8信仰によって、アブラハムは、相続財産として受け取るべき地に出て行けとの召しを受けたとき、これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました。9信仰によって、彼は約束された地に他国人のようにして住み、同じ約束をともに相続するイサクやヤコブとともに天幕生活をしました。10彼は、堅い基礎の上に建てられた都を待ち望んでいたからです。その都を設計し建設されたのは神です。
【ポイント】 ①「信仰」と「神様の計画」の関係 ノアとアブラハムについて考えてみましょう。ノアが箱舟を作ったこと、アブラハムが父のもとを離れて神様が示される地に向ったこと、これらは、彼らの夢や計画の実現のためだったでしょうか。違います。彼らは、自分の計画、それまで進んでいた歩みを止め、自分の願いとは全く関係の無い、神様の計画に従ったのです。ノアは本当に起こるのか分からない洪水のために巨大な箱舟を造り始め、アブラハムは豊かで安定した生活を捨て、別の部族が住んでいるであろう見ず知らずの土地に旅立つのです。両者に共通しているのは、目に見えない、または、まだ見ていない神様の計画に参加したことです。
もちろん、彼らは、目に見えない「祝福・救い」も約束されていました。ノアとその家族は洪水から救われましたし、アブラハムも息子が与えられました。ただ、彼らがそれらの祝福を切望し、日々祈り求めていたというような様子は記録されていません。彼らは、神様の召し以前から十分に幸せだったと思われます。つまり、神様は彼らの祈り、願いに応えられたわけではないということです。彼らは、目に見えない神様の計画に従っただけなのです。聖書は、それを「信仰」と呼んでいるのです。
さらに、ノアとアブラハムに共通しているのは、家族、子孫の祝福です。日曜日に学んだ「マクロ信仰」の視点ですね。あなたは、自分の祝福、自分の信仰の成長のことで頭がいっぱいになっていないでしょうか。あなたが召されているのは、神様があなたの家族、あなたの子孫も祝福したいと計画されていることに気づいているでしょうか。また、そのまだ見ていない祝福の姿を想像し、そこに向って進んでいるでしょうか。あなたの結婚相手の選び方、結婚生活、子育ては、神様の計画の方向に進んでいるでしょうか。それとも、自分の計画の実現の方向に進んでいるでしょうか。
神様は、ご自分の計画を必ず実現される方ですから、私たちがその計画に参加し、その計画の実現に向かって進んで行けば、神様はその計画を必ず実現されます。自分の人生の歩みの方向を、神様の御国の拡大、実現の方向に一致させてみましょう。一致した歩みがどのようなものなのかは、ノアやアブラハムなどの人生の歩みから学ぶことができますね。
ライフチャーチ 大谷信道